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facebook、twitter、LINEで情報を収集し、シェアすることはもはや普通だ。2011年にザッカーバーグが「重要になる指標は人々が得た価値の量、費やした時間、アプリの数、動かした経済」、「共有される情報量は倍々で成長する」「我々は指数関数カーブの屈曲部にいる」と言っていたがそうなったのではと思う。
製品はコモディティ化し、いつでもネットで価格比較が可能になり、一方的なプロモーションよりも、知人の意見を重要視する現在、求められているのは、「本物の製品」と「消費者の心に突き刺さるような体験」が必要になると思う。
本質回帰だと思う。
1) 不誠実さを隠すことはできず、透明性が最重要視される
└ 拡散する情報。マックの異物混入、ペプシのCPN、九州電力やらせメール
2) 押し売りではなく、共感がパワーとなる
└ P&Gの「あなたにエールを。プロジェクト」モートンズ・ステーキハウス。
3) 生活者が企業のバリューチェーンに参加する
└ ビタミンウォーター、良品計画、スターバックス、バーバーリー
4) 心ある社員の対応がバズを産む
エンタメは特に論理でなく感情で動くことが多いと思う。いかに感情をエンパワーメントできるか。リッツカールトンやディズニー、ザッポスのような、長期的な顧客の信用を得る「アドボカシー」が重要になる。
企業と顧客の間にあった情報の非対称性は限りなくなくなってきており、今や顧客は分析対象ではなく、一人一人が心を持ち、終わりなき旅を共にする、大切なパートナーになった。
すがすがしいフラットな世界だ。
純日本人のグローバル環境への挑戦
sprinklrに入った。
入ってみると、グローバルではかなりプレゼンスを持って来ている企業。
ただ、創業5年で急拡大しているからか、かなりカオス。
日本法人に関しては、完全にスタートアップだから何もない。
自分のナレッジも何もない。
本格的に英語を使って仕事をするのも初めて。
日本市場を自由に切り開いていけるエキサイトメントは計りしてないものがある。
サービスを使ってみたが、かなり世界を変えていけそうなポテンシャルもある。
が、グローバルのシステムやソリューション、成功事例を全てグローバル環境に取りにいかなければいけない。わからないことを、断片的な情報を集めながら、慣れない言語でinputし、日本のお客様に最適化してソリューションを提供しなければならない。
毎日やることが多すぎて、終わらない。自分のナレッジもまだまだ全然ついて行ってない。毎日焦って目覚め、英語をshadowingしながら出社、朝食を取りながら、業界本をinput、業務中は徹底的にinputしながらバリューを出すための営業先を探す、ランチや飲みは食らいつきながら英語を聞いて話し、帰りは英語をshadowingしながら帰る。
最高にチャレンジングで充実している。
すごく人生が楽しくなった!既に自分の選択が正しかったと思っています。
30までに、絶対グローバルでバリューを出せる人材になる!
英語はいつからでも話せるようになる
という本を将来だせたらいいな。
6/20時点。自分の能力は、多分TOEIC600~700くらい。
ざっくりこんな感じ。
・reading:TOEICはギリギリ最後までおわらない
・listening:簡単な話ならわかるが、CNNとかは半分もわからない
・speaking:自分の意志は伝えられる、電話予約がギリギリ
・writing:ググって時間をかければそれっぽい文章が書ける
これから、USのスタートアップに入る。
半分は外国籍のメンバー+ドキュメントはほぼ英語+社内コミュニケーションもそこそこ英語。
英語が話せなくて、成果が当分でなければ、クビになる可能性も十分にある。逆に英語を習得し、成果を出せば容易に海外市場に出て行ける可能性がある。そんなサバイバル環境でどのようにもがいてのし上がれるか。人生を掛けた挑戦の始まりです。
突撃じゃあ
DeNA退職の決意
こんな日が来るとは思わなかった。
自身で立ち上げた事業が軌道に乗り始め、協力してくれる優秀なメンバーも加わり、予算も意思決定権も持たせてくれて、本当に自由にやらせてくれて満足していたから。
ただ、ベンチマークしていた方が立て続けに退職や異動になり、坂の上の雲ばかり見ていた状態から、いきなり雲が無くなって中期的な成長先が見えた。そこで、思ったことが「このままでいいのか」だ。
いつの間にか、必要以上に社内調整、社内啓蒙活動に勤しみ、新規事業もいつのまにかknow how やDeNAという看板でやっていた。PJT推進時に白熱した議論ができることも少なくなってきた。それを打ち破るために視野を広げようとアクションを繰り返したが、
・もっと個人として成長して尖りたい
・落ち着きたくない
・権威に固執したくない
そんな焦燥感は拭えなかった。
そんな時、sprinklrに出会った。
「英語」での説明・初回面接というところに燃えて話を聞くことにして事業説明をを受け、その後は、オフィスに来てくれといわれ、アパートの一室の部屋に行った。部屋に入ると、1kの部屋に椅子が二つだけぽつんと置いてあった。
「すまん、まだこれしかないんだ」
この時、あぁここで働くんだろうなと血が沸き立った。その時は、正直会社の詳細はほとんどわかってなかったが、「いきます」と即答していた。
・燃え滾っている戦場に出ること
・死ぬかもしれない能力ギリギリの戦場であること
・自分よりもすごい人間と戦場に出ること
・そして「自分たちの頭で考え、道を切り開いて、成功させるまで努力する」こと
振り返ると、自分はこの状態に身を置いていることに、生き甲斐を感じるんだと思う。
自分の直感がその戦場を求めたので、
素直に従おうと思った。
大好きなDeNAをいとも簡単に飛び降りた。